【新唐人2014年7月24日】先日発表された、中国のネット状況に関する最新の報告書によると、モバイル経由でネットを利用するユーザーが初めてパソコン経由のユーザーを超えました。また、ソーシャルメディアのユーザー数が減少しましたが、これは当局によるネットの締め付けが関わっていると見られます。
7月21日、中国インターネット情報センター(CNNIC)は最新の報告書を発表しました。
報告書によると、今年6月までで、中国のネットユーザーは6億3200万人に達しましたが、そのうち、モバイル経由が5億2700万人で、前の年より1.1パーセント増えました。モバイル経由でネットを利用するユーザーは83.4パーセントに達し、初めてパソコン経由の80.9パーセントを超えました。
湖南省のユーザー 週週煮粥
「モバイルは便利です。パソコンだと諜報機関にIPを突き止められたり、押収される恐れがあるので、できるだけパソコンは使いません」
また報告書によると、今年の上半期、大陸のソーシャルメディアを利用するユーザーは2億5700万人で、去年の下半期の2億7800万人より7.4パーセント減少しました。
大陸のブロガー 劉逸明さん
「以前 中国のソーシャルメディアは比較的自由でしたが、今は厳しくなりました。多くのユーザーは不自由を感じ、避ける人が増えたのです」
今年の上半期から、当局はいわゆるネットの「デマ」を取り締まるため、多くの条例を実施しています。ブログで大きな発言力を持つブロガーたちが、次々と様々な問題で拘束されました。
これについて大陸のブロガー、劉逸明さんは、今のままでは、中国は自由な情報社会に仲間入りできず、中国の発展にとって、いいことはないと分析しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/22/a1124658.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)